ここが変わらないと治療しても良くなりません!

皆さんは自分に点数を付けるとしたら何点ですか?

自分は生きているだけで価値があるって思えますか? 

私はずっと自己否定型の人間でしたから20点以下でした。

当時は気が付きませんでしたが今の仕事を選んだのも

『誰かの役に立たなかったら自分の価値を認められない』

と思ったからだと思います。

この思考パターンの医療関係者って本当に多い(汗)

でも自分を蔑ろにして誰に認められることが動機になってしまうといずれ体調不良や精神的に病んでしまいます。

例えば

『患者さんが良くなって喜んでくれた時に生きがいを感じる』

『大きなプロジェクトを成功させて他者から評価されたい』

とかは自分軸ではなく他人軸ですから危ないです!

こう言った方は慢性疲労をはじめとした身体不調を抱えているケースが本当に多いです。

目標を達成してしまったらバーンアウトしたり、仕事が上手くいかなくて自己嫌悪みたいな負のスパイラルに…

私自身も無意識下にある自己否定を見たくないために仕事と勉強に全てを捧げていました。

でも身体は正直で『その思考パターン止めてくれよ』と言わんばかりに身体に不調を出してきます。

それでも身体の訴えを無視してやり続けた結果朝起き上がる事さえ出来なくなり強制終了となりました。

NICUの息子が自分の価値感を教えてくれた

うちの2歳になる息子は、出産時に胎便吸引症候群で肺炎と気胸を併発し生後2日目からNICUに入る事になりました。

初めて授かる子供が人工呼吸器に繋がれている姿を見ているのは本当に辛い。。。

その時は『生きているだけでいいから』としか思えませんでした。

医師をはじめとした医療スタッフの献身的ケアお陰で無事に退院でき、息子も今ではすっかり元気になりました。

喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、元気に成長しているとついつい子供に期待したり、他の子達と比べてしまう自分に気が付きます。

でもそんな時は病院にいた時を思い出してただ『生きているだけで良いんだと』言い聞かせます。

私達は小さい頃から誰かの価値観や他人と比較されながら生きています。

しかし他人の価値観や誰かと比較することが命の危機にさらされたときに果たして必要でしょうか?

生きている事に比べたら全く無意味なことです。

息子は私に、生きていることほど素晴らしいことはないんだと教えてくれました。

地位や名誉で自己肯定は出来ない

なぜならそれらは他人と比較した価値感で成り立っているからです。

私は有名国立大学卒の両親のもと長男として産まれ親族からは期待されていました。

残念ながら期待に答えることは出来ず劣等感にまみれた青春時代を過ごしてしまい少なからず罪悪感を感じていました。

ただ生きているだけで良いんだなんて思ったことすらありませんでした。

ただ息子の様に命の危機に瀕してしたら両親も同じような気持ちになったんだろうなと今だから思えます。

背伸びをしなくても

無理して頑張らなくても

生きているだけで良いんだと自分の価値を再発見出来たとき何だか胸が軽くなりました。

仕事がら様々な不調を抱えた方と話す機会がありますが不調の裏側に自己否定感が見え隠れします。

正直、自己否定感を持ったままの方はどんな治療をしても良くなりません。

今の生き方を変えてよ

今の思考パターン辞めてよ

って身体が教えてくれてるのですから。

先ずは自分の価値観を見つめ直してみるしかありません。

自己否定のパターンやきっかけは人はそれぞれですが、そこに気が付くと大きな変化が得られます。

私の身体は今の生き方が間違っていると『もう辞めてくれよ』ってくらい不調になって教えてくれます(汗)正直勘弁してよって思いますが、お陰で節目節目に軌道修正してこれました。

それだけ身体は正直で欺けないってことなんでしょうね。

本当は生きてるだけで丸儲けなのですから。

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