学生さんの腰痛に多い、腰椎分離症。
なかなか取れない痛みで整形外科に受診する頃には、骨にまで影響が出てる可能性が多いです。
その場合には、コルセットで保護し、治癒まで運動が出来なくなる期間が出来てしまいます。
背骨の治癒期間は状態により個人差はありますが、2-3ヶ月といわれています。
今回は整形外科での簡単な流れと、腰椎分離症の子に多いなと印象を受けたことをお伝えします。
腰痛分離症はどんなもの?
5つある腰骨の一部(椎弓)が衝撃の繰り返しなどによって、骨にヒビが入ったり、疲労骨折してしまう状態です。
中高校生(成長期)の男子に多く、バスケットボールやサッカー、バレーボールなど、腰を捻ったり、ジャンプを繰り返し行うスポーツで発生は多くなりやすいです。
酷くなると、背骨が前に滑り出す【すべり症】になり、背骨が不安定になったり、運動制限が長引いてしまい、痛みや治癒までに時間がかかり、本人のメンタル面にも影響することがあります。
整形外科ではどんなことをするの?
整形外科では、医師の判断にもよるので一概には言えませんが、簡単な流れとしては以下になります。
- 本人の自覚症状をきく
- レントゲンを撮り、骨に異常がないかを診る
- 腰痛分離症と診断される
- 医師の指示のもと、コルセットを装着しながら生活。(運動制限がでることが多い)
- 経過受診し、骨の治癒状態を確認。
- 医師がスポーツ復帰しても大丈夫と判断するまで、リハビリを行うところもある
リハビリは、痛みの軽減、スポーツ復帰、再発予防などを目標に行います。
本人の状態と相談しながら機器を使ったり、運動を行い、柔軟性・筋力アップを行います。
頑張りすぎていませんか?
整形外科に受診する学生さんに共通していること。
前から痛みあっても、我慢して椅子に座ってるのもつらくなってから来る、頑張り屋さん、我慢強い子が多い印象です。
「負けたくない」
「自分だけ休めない」
と思うのはものすご〜く分かります。
大人の方も、自分の許容範囲を超えることを無理に行うと、怪我や体調を崩してしまうこともあり、
不調がでて「私、最近疲れ溜めてたんだ、無理していたんだ」と後になって気づくことがあります。
体力に自信がある方ほど「自分は大丈夫!💪」と思いますが、そういう方ほど意識して休養する時間も大切にしてほしいです。
痛みが強くなってからではなく、無理ない範囲で定期的に自分に合うところでケアしてほしいと思います☺️
理学療法士の宜保です。
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